アルゴリズムの授業
懐かしい響きですね。私も学生の時に受けた授業です。
息子が昨日そんな授業を受けたようで、すでにそんな授業を受けたことのある彼は、
『簡単すぎる…』
ってぼやいていたので、
『(その授業で習う)フローチャート書けないと企画書も報告書も書けなくなるよ』
しっかりね!って背中を押しました。
何事も基礎は大事です。基礎で手を抜くと、あと後辛くなりますからね!
小学5年生の時、母の日に、
『ママ、ゲームを作ったよ!プレゼント♪』って…笑
そんな息子です。
そっちの世界に小さな頃から憧れを抱いていて、将来はゲームを作りたいっていうのが彼の夢でした。今はどうなのかな?!…
そんな彼へのその歳のお誕生日プレゼントは、パソコンでした。
祖父母が初孫に大奮発で用意してくれて、私は”小5でパソコンって、まだ早いよ〜”って思いながらも、大喜びの息子にご満悦な祖父母を見て、まぁいいか…って。
いつも祖父母が、”何か買ってあげる”って言っても、全く物欲のない息子は”いらない”しか言わなくて…
そんな孫にどうしても欲しいって言われたら、おじいちゃん頑張っちゃいますよね。
そんなに頑張って用意されたら、当時プログラミングを生業にしていた私が教えてあげないわけにもいかず、少しだけ導入の手助けをしてあげました。
息子にプログラミングをやらせてみる
当時、文部省のHPから利用できた『プログラミン』
今は、Flash Playerのサポート終了を受けてサイトもなくなりましたが、導入はこのサイトを利用して行いました。小学生でも簡単にできる工夫がされていて、とっかかりにはとても良いサイトだったのですが、やらせてみたら彼には少し物足りない感じでした。
そこで次にやらせたのが、『Scratch』です。
プログラミンよりも出来ることが増えるので、少し難しさを感じるかもしれませんが、彼にはこっちの方が合っていたようです。
いきなりゲームはと思って、まずは、”描いた絵を動かす”ことから始めました。
マシンに何をして欲しいのかを命令するための”コード”
通常は、C言語をはじめとするさまざまなプログラミング言語があって、各マシンに合った言語(ソースコード)を人間が書いて、それをマシンが理解できるオブジェクトコード(2進数:映画とかでみる0と1の羅列です)にコンパイルで置き換えて使います。
そうするとマシンと意思疎通ができるという仕組みです。
Scratchでは、そのソースコードが、画面の左に付箋を貼ったように並んでいて、自分がこうしたいと思う文章を選びそれをパズルのように組み合わせて作っていきます。
例えば…
”緑の🏳が押されたら”
”3進んで絵を回転させる”
”ボタンが押されるまで、回転を繰り返す”
”ボタンが押されたらyという箱の中の数字を1ずつ増やす”
”終わったらyの中の数字を左上の表示する”
そんな感じで、組み合わせて行きます。
興味のある方は、最初にやってみようやチュートリアルを見れば簡単に開始出来ます。
私もアカウントの作成とチュートリアルを一緒にやって、上記のような考え方のヒントを伝えてあげただけです。
この、”頭の使い方のコツ”をScratchで覚えてしまえば、あとはプログラミング言語とコーディング環境が変わるだけなので、必要な言語とコーディング環境を整えればプログラミング出来る様になれます。
楽しかったんでしょうね!
息子は、ちょっとやらせたらすぐにコツがわかったのか、次から次に何かを作り始めて、母の日のプレゼントは、BGMまで付いたちゃんとしたシューティングゲームになってました。( ๑•₀•๑)!!あらすごい!
探究心・マーケティング力
プログラミングを始めるとそういった視点も成長します。
自分がよくやっているゲームで、ただプレイ結果に一喜一憂するだけでなく、
・ここの動作はどうやって計算してるんだろう?
・これをどこに記憶してるんだろう?
・なんでこんなにゲームデータが軽い(必要なメモリ容量が少ない)んだろう?
そして自分が作る時
・どのくらいの確率で成功させるとまたやりたいと思ってくれるかな…
・どこでイベントを発生させたら楽しいかな…
彼の場合、ゲームをプレイすることは遊びだけではなく、学びになっているので、どうせゲームをするなら、出来るだけ良いゲームに触れさせてあげようと思いました。
案の定、彼の欲しがるゲームは、やっぱり技術的にも優れているゲームが多かったので、何かを得ようとしてるのかな…なんて
まぁたぶん、単純に楽しそう…だけだったのかもしれませんが。笑
小学生の頃から、ゲームに対しての感想に”これってどう作ってるの??”があったので、きっと今も無意識にそのゲームに対しての感想は、プレイ結果への一喜一憂だけではないだろうなと思います。
小学生で、将来やりたいと思うものがあって、それに関しての感覚を磨いていく…
私にはなかった子供時代が少し羨ましくも感じます。
好きなことを好きなだけやって欲しい。
そんな中での挫折や成功は、人生のご褒美とも言える”充実”をもたらしてくれる。
そう思いますし、少なくともウチの子どもたちには、そういう幸せを感じられる人生を歩んで欲しいなと願ってやみません( ˘꒳˘ )
それでは、またね〜♪(´ᵕ`๑)۶⁾⁾